お米の品質評価について、1等米や特A米などの評価は良く知られています。
1等米、2等米などのお米の等級は、目視検査で米粒の形状や色などの概観で判断しています。
特A米などの評価は、炊飯した米(つまりご飯)の実食による食味評価です。
これらは何れも検査員による評価ですが、米に含まれる成分を科学的に分析、数値化して美味しさを評価する「食味値」検査が普及し始めています。
食味値は、アミロース・タンパク質・水分を計測して算出され、満点は100点。一般には75点以上であれば美味しいお米とされています。
・アミロースは少ないほう粘りのあるご飯になります。(通常新潟産コシヒカリは17~18%)
・タンパク質は少ないほうが吸水がよくふっくらした炊き上がりになります。(平均は6.8%)
・水分は少なすぎると吸水時に割れたりするため、14.5~16%が適正で美味しく炊けます。
・脂肪酸度は低いほど新鮮で、収穫直後の新米は10~20mgが標準です。※1
おのづか米工房ではこの食味値を調べる食味テスターを独自に導入しました。
そしてテスターで計測した食味値を指標に、もみがら堆肥の改良や農法の改善を続けてきた結果、ついに 食味値100点(満点)が出るようになりました! 実食でも以前より格段に美味しい米に仕上がっています。もちろんまだまだ全てが100点ではありませんが、90点以上はコンスタントにでています。 ※計測は精米作業(30kg)ごとに実施しています。